halekurani diary

初めまして。ひとり美容室を営んでおります。たくさんのお客様から教えてもらったこと、学んだこと、そして、日々、見たこと、感じたことを綴ります。

幸せとは

先程、お帰りになったお客様と 子供達の成長について6時間程 話しました。

 

私は、子供達が成長していくのは

淋しくて…と言ったんです。

 

子供達の小さかった頃の写真を見ると

 

可愛いかったなと同時に

可哀想だったと

思ってしまうんです。

ずっと仕事ばかりで

淋しい思いを させてしまった。

 

切なくて

タイムマシーンなんて物があったら

子供達が小さかった頃に戻って

あの頃の私を 手伝ってあげたい。

手伝ってあげるから 子供達とゆっくり

過ごしたら良いよ…と

 

 

その方は 長い間ロアジスに来てくれている

穏やかで 暖かい雰囲気の

私の大好きな お客様のひとりです。

 

娘さん夫婦と孫 に囲まれて

毎日を過ごしている方です。

 

夫も優しい。

婿も優しい。

娘も優しい。

孫も可愛い。

可愛いワンちゃんも居て

お金にも困っていません。

 

おまけに ご本人も心も顔も美しい方です。

 

でも…自分の人生は

時々 虚しい。孤独感。不安…だと 言います。

 

何故ですか…と聞くと

 

今まで ずっと家族の為にだけ生きてきた。

 

仕事は持たずに  特別な趣味も持たずに

夫の両親、夫の妹、自分の両親の介護を36年間看てきたそう。

 

最期ご自分のお母様に関しては寝たきりの状態が30年以上 

 

 

やっと これから自分の為にと思った矢先 

 

ご自分と旦那さんの ガンが見つかって

抗がん剤治療を夫婦で乗り越えて 

今に至るところ。

 

そんな ご両親を心配してか 

娘さん家族が毎日、来てくれると言うか 

娘さんが仕事してる為、孫のお世話に 夕飯も作ってあげているそう。

 

こんな風に家族に囲まれて 自分は 端から見たら幸せそうなんだろうな… 実際 幸せだし 

有難いと思っている…

 

今まで 両親や家族に対して してきた事は

悔は 無い…と

 

でも 何故か 虚しさが残る…。

 

自分に対しては 

何も してあげていなかった人生だった…と

 

 

家族の為だけに生きてきた。

 

今まで してきた人生 悔いは無いけど、虚しい…と

 

この様な内容でした。

 

 

自分に してあげられる事か…

何だろう…

私は 私に何を してほしくて

何をしてあげられるのか。

 

特別な事では 無いようだ

 

 

元気で健康に

 

明るく 楽しく 愉快に

過ごす事

 

 

そして 穏やかでいたいのです。

 

私の子供達は、主人は

私の両親は、

私の兄弟や姉妹は、

私の友達は、

私を いつも応援してくれる人達

 

わたしが 

明るく 楽しく 愉快に

していると

心から喜んでくれるのでした。

 

私は とっくのとうに 幸せなのでした。

 

時々、靄がかかります。

理由など 元々無いものなのに

立ち尽くしてしまう時

 

思い出せば 良いんだ。

私が私にしてあげられる事を

 

 

毎日、朝日、夕日

時々 富士山を見て

 

普通に過ごす!

 

最高だね。


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